ヒッチメンバー/トレーラーのよくある質問集


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 このコーナーでは、普段当社へお問い合せの多いヒッチメンバー/トレーラーに関しての質問→回答集となっております。たまに主観的な意見も見られるため、あくまでも参考として閲覧ください。本ページ内容による事故、刑事的責任等は一切負えませんのでご了承ください。
 ココにはないQ&Aに関してはメールにて承りますが、当社製品以外のご質問や、ご購入意志が無い方に関しましてはお答えできかねますので、ご了承ください。。
法令に関しては2004年7月現在のモノです。

>>>ブレーキコントローラーについて追加(平成17年8月28日)
>>>トレーラー灯火が点灯しない!パート2 を追加(平成18年7月18日)
汎用的質問一覧
ヒッチメンバー Q1.ヒッチメンバーとは?
Q2.けん引能力って何?
Q3.ヒッチメンバー強度表示について
Q4.ヒッチメンバー装着して車検は通るの?
Q5.ヒッチボールのサイズって?
Q6.トレーラー電気配線って色々あるの?
Q7.エアロが付いてんだけど!
Q8.レシーバー(ボールマウント)の高さって?
Q9.メンテナンスって必要?
Q10.ヒッチメンバーもらったんだけど付く?
Q11.トレーラー灯火が点灯しない?インパネにエラー??
Q12.トレーラー灯火が点灯しない?パート2!
Q13.ブレーキコントローラーって何?
トレーラー Q1.けん引免許って必要なの?
Q2.けん引車って、普通乗用車でもいいの?
Q3.軽自動車でけん引したいけど。。。
Q4.軽登録と小型普通登録(維持費など)について
Q5.予備検査渡しとは?
Q6.新規ナンバー登録に関して(普通/小型登録)
Q7.新規ナンバー登録に関して(軽登録)
Q8.保険ってやっぱあるの?
Q9.継続車検はどうすればいいの?
Q10.慣性/電気ブレーキについて
Q11.トレーラー自作したんだけどナンバー取得できる?
Q12.けん引車を買い換え!何かすることは?
Q13.軽トレーラーの名義変更
Q14.小型/普通トレーラーの名義変更
Q15.けん引車追加って何台までいける?
Q16.トレーラー牽引法改正!何でもけん引できる新法律!?
けん引走行時 Q1.内輪差について
Q2.道路走行(高速道路)について
Q3.仮ナンバーでの走行
Q4.走行中の注意って?
Q5.トレーラー牽引時のETCの件!
※上記にない場合、または、ご指摘がある場合は下記までメールください。
E-mail:online@boat-plaza-co.com

Q1.ヒッチメンバーとは?
ボート、キャンピングなどのトレーラーを牽引するための車側に取り付ける装置。取付はほとんどの車両で車側後部フレームにボルトで固定します。車によっては穴開け加工、バンパー加工など必要です。
別名、トーバーとも言われます。
車の年式、型式などにより事細かに設定があります。
最近では、けん引以外にも自転車キャリアなど装着されている方も多いです。
 バンパーカット、穴開けをしたくないというお客様もいらっしゃいますが、
ヒッチメンバーはその車でけん引する為に、強度計算をされて設計されています。車のフレームが弱いモノコックフレームなどでは、それら加工は余儀なく発生します。
Q2.けん引能力について
 トレーラーをけん引できる能力を数値kg(又はlbs)で表したものです。下のQ3も合わせてお読みください。主に水平方向→(最大けん引可能なトレーラーの総重量)と垂直方向↓(ヒッチボールにかけられる最大の荷重)に分かれます。
けん引能力は、車輌のフレーム構造により決めらています。日本車に多いモノコック構造では一般的に1トンなどのトレーラーけん引は難しいのが実情です。
いずれの数値(水平方向、垂直荷重)もけん引するトレーラーが上回らないことがけん引の条件です。
Q3.ヒッチメンバー強度表示について
ヒッチメンバーの強度はアメリカ、日本ではクラス分けされています。
アメリカでは、クラスT、クラスU、クラスVなど分けられており、日本では、Aクラス、Bクラスなど分かれております。詳しくは表をご覧下さい。
なお、ニュージーランド、イタリア(ヨーロッパ)などはクラス分けされておらず、けん引能力のkg数値で表すようになっています。
アメリカのヒッチメンバー強度
クラスT 最大けん引は960kg以下(垂直荷重96kg)、1-1/4インチ脱着式
クラスU 最大けん引は1680kg以下(垂直荷重168kg)、1-1/4インチ脱着式
クラスV 最大けん引は2400kg以下(垂直荷重240kg)、2インチ脱着式
※Weight-Destributing装着(補足1)にて3840kgまでけん引可能
クラスW 最大けん引は4800kg以下(垂直荷重480kg)、2インチ脱着式
※Weight-Destributing装着(補足1)にて5760kgまでけん引可能
補足1:Weight-Destributing(ウェイトディストリビューティング)装着とは、トレーラー先端にかかる重量が多いキャンピングトレーラーなどで、連結したときに牽引車のリヤが沈み込まないようにする装置のことです。トレーラーが水平になり、けん引能力がUPします。
なお、使用するボールマウント(脱着式のレシーバー)の高さを規定から変更する場合は、強度は落ちます。
Weight-Destributing(ウェイトディストリビューティング)
非装着車両 装着車
ウェイトディストリビューション無しの画像 ウェイトディストリビューション有りの画像
ま、日本ではそうそう使われていませんが。

日本のヒッチメンバー強度
クラスA 最大けん引は500kg以下(垂直荷重50kg)
クラスC 最大けん引は750kg以下(垂直荷重75kg)
クラスE 最大けん引は2000kg以下(垂直荷重200kg)
注意:重いトレーラーをけん引するにあたり、場合によってはオートマクーラーの増設など必要となります。
Q4.ヒッチメンバー装着して車検通るの?
 ボルト、ナットで装着されているヒッチメンバーは、構造変更の必要が無く、装着したまま車検を受けることが出来ます。但し、車両フレームとヒッチメンバーを溶接などにより取り外しの出来ない時は、構造変更申請の必要が出てきます。市販的に販売されているヒッチメンバーは取付時は穴あけなどの加工しますが、99%ボルト&ナットで装着です。
Q5.ヒッチボールのサイズって?
 ヒッチボールはヨーロッパ系、アメリカ系があります。
 ヨーロッパ系は、ボール径50oで統一しており、主にヨーロッパ製のトレーラー牽引用です。また、スワンネックと呼ばれるレシーバーとボールが一緒になった形のものもボール径は50oです。アメリカ、日本製の2インチカプラー装着のトレーラーでもカプラー(ボールを連結する部分)の調節によりけん引できます。
 アメリカ系のボール径は1-7/8インチ、2インチ、2-5/16インチと3種類設定があります。
※ボールマウントに取付するシャフトサイズは19mmと25mmの2種類あります。
 いずれも牽引するトレーラーのカプラー部に使用するヒッチボール径が刻印されているので、それにあったボール使用してください。
 本当はその上にもサイズ、シャフトサイズなどありますが、ライトトレーラーで主に使われる物としてです。

ヒッチシャフト径とボールマウントの関連表
ボールマウントの
角サイズ
使用可能なシャフトサイズ
1-1/4" 3/4"(19mm)シャフト、主にヒッチメンバークラスT、Uで使用される
2" 1"(25mm)シャフト、主にヒッチメンバークラスIII、IVで使用される
2-1/2" 1-1/4"(31mm)シャフト 日本ではほとんど存在しない
50mm(タグマスタ) 3/4"(19mm)シャフト、但しヒッチメンバークラスEは1"(25mm)シャフト使用。
40mm(ソレックス) 3/4"(19mm)シャフト

ヒッチボール、カプラーなどの部品を見る
Q6.トレーラー電気配線って色々あるの?
 電気配線とはけん引車両からトレーラー側へ電源を供給するための装置のことです。
けん引車側ではソケット(メス)、トレーラー側ではプラグ(オス)と呼ばれます。ヨーロッパタイプ、アメリカタイプがあります。キャンピングトレーラー以外は、日本ではヨーロッパ/アメリカ共に7極(7ピン)の物が多く使われており、その配列も規格化されています。
使用するソケットはトレーラー側によって決まります。
なんちゃってヨーロッパ7ピン配線(誰が決めたか日本国内用)
1/L ボディーアース(配線色:白)
2/54 左の車幅灯(配線色:黒)
3/31 左の方向指示灯(配線色:黄)
4/R 制動停止灯(配線色:赤)
5/58R 右の方向指示灯(配線色:緑)
654 右の車幅灯(配線色:茶)
758/L 後退灯(配線色:青)
※車幅灯が左右に分かれるだけで、アメリカ系7ピン配線にそっくりです。

ヨーロッパ7、13ピン配線(本当の国際規格配線)
1/L 左の方向指示灯(配線色:黄)
2/54 リアフォグ(配線色:--)※7ピン配線の場合日本では後退灯にする場合有り
3/31 アース1番から8番まで(配線色:白)
4/R 右の方向指示灯(配線色:緑)
5/58R 右の車幅灯(配線色:茶)
654 制動停止灯(配線色:赤)
758/L 左の車幅灯(配線色:黒)
後退灯(配線色:青)
常時供給電源12V(バッテリー直)(配線色:青)
10 12V(イグニッション、アクセサリーでON)(配線色:青/白)
11 アース(10番用のアース)(配線色:白)
12 未使用。トレーラによっては使用する場合有り
13 常時供給電源のアース(バッテリー直)(配線色:白)
※上記配線は、ヨーロッパ製キャンピングトレーラーの基本配線ですが、日本国内の輸入販売元で変更されている場合があります。なお、配線色も変更しているケースもあります。

アメリカ系(日本国内トレーラー用)7ピン配線
1 WHT ボディーアース(配線色:白)
2 BLK 基本的に配線不要。電気ブレーキ装着トレーラーで使用
3 YEL 左の方向指示灯(配線色:黄)
4 RED 制動停止灯(配線色:赤)
5 GRN 右の方向指示灯(配線色:緑)
6 BRN 車幅灯(配線色:茶)
7 BLU 後退灯(配線色:青)
※サントレックス(サン自動車製)、ブラストトレイル、MAXトレーラー(タイトジャパン)、ソレックス、ウェスト、ロフトトレーラー、シーマリンなどの国産トレーラー(ジェット/ボート系)は上記配線となります。

アメリカ本国ブレード7ピン配線
ボディーアース(配線色:白)
電気ブレーキ(配線色:青)
車幅灯(配線色:茶)
常時電源12V(配線色:黒)
右の方向指示灯とブレーキ(配線色:緑)※ブレーキとウィンカーが連動
左の方向指示灯とブレーキ(配線色:黄)※ブレーキとウィンカーが連動
アクセサリー電源(配線色:赤)
※輸入車に装着されている7ピンブレードの配線です。配線色は車両により異なる場合がありますのでご注意下さい。
※上記、日本国内のトレーラーへの変換コネクターはありませんので、テールレンズから新規に配線を引き直す事
 をおすすめします。
Q7.エアロが付いてんだけど!
ヒッチメンバーは基本的に標準車両に合わせて作られています。エアロ装着車、ローダウン車両では、バンパーカットなども合わせて相当な加工を余儀なくされます。さらに、ヒッチメンバーへの強度も落ちるほか、最低地上高が稼げないため、段差などで擦る恐れがありますので、お奨めできません。
車高を元に戻し、エアロをカットもしくは取り外すことをお奨めします。
ただ、純正エアロ装着車にも適合するヒッチメンバーもあります。
その他、当社では、エアロ対応用の美しく付くヒッチも製作できますのでご相談ください。
エアロヒッチ装着画像ページへ
Q8.レシーバー(ボールマウント)の高さって?
 アメリカ製、日本製のヒッチメンバーは、レシーバー(ボールマウント)脱着式がほとんどです。ヒッチボールが取り付けられ、けん引する時だけ、ヒッチメンバー本体にピンで固定する部品です。
様々なタイプのヒッチメンバー説明ページ
 地上からのボールの高さは、トレーラーによって異なります。トレーラーが水平になるように各種のレシーバーで高さ調節します。
ちなみに、通常セットで購入すると地上高45cmに設定してあり、トレーラーがほぼ並行になるようになっています。
※スワンネック型ヒッチメンバー、フラットタイプのヒッチメンバーは市販の物では高さ調節ができませんのでご注意ください。スワンネックタイプはできませんが、フラットレシーバータイプは、別料金にて製作することも可能です。
レシーバー(ボールマウント)を算出するページ
Q9.メンテナンスって必要?
 ヒッチメンバーはメンテナンスフリーではありません。特に、知られていない事としてボールにグリースを塗る事です。グリースを塗る場所は以下の場所です。
・ヒッチボール
・ボールマウント脱着部(アメリカ製、日本製のボールマウント脱着式)
・電源ソケット内部及び裏側配線部分
なお、ヒッチメンバー本体を固定しているボルト、ナット類もゆるんでいないか、溶接部などにクラックが入っていないかも確認する必要もあります。錆びている場合は、錆を落とし、市販のアクリルラッカーなどで塗装してあげましょう。
Q10.ヒッチメンバーもらったんだけど付く?
 基本的には、違う車種にはつきません。同じハイラックスサーフでも、新型、旧型は互換性がありません。ヒッチメンバーは、フレームに装着するため、車の型式で異なります。ヒッチメンバーをもらった/中古で購入した場合は、そのヒッチメンバーが、どのメーカーで製造され、どの品番かをみて、そのメーカーのホームページ(他、電話、FAX)でお持ちの車種が該当するか調べてみてください。
また、改造などして装着するのは非常に危険ですのでやめましょう。
ボルトナット類を代用する場合、ヒッチメンバーメーカーが提供しているボルト以上の強度がある物を使用してください。

※当社以外でご購入されたヒッチメンバーの取付も大歓迎です。但し、当社の取り扱うアンブラリモーチ製、ベストバーズ製以外の部品、取付説明書、ボルトナットの取り寄せだけはできませんのでご了承ください。
Q11.トレーラー灯火が点灯しない?インパネにエラー??
ヒッチメンバーを装着、さて、いざ電装工事だ、、、テスターを使い、車のテールレンズからトレーラーソケットへの接続をしたが、いざトレーラーを連結し、灯火類をチェックすると、、、、
・ウィンカーがつきっぱなしになる!
・点灯はするがファンクションモニター/インパネの玉切れエラーが出る!
・ヒューズが飛びまくり!
などの現象がでてきませんか?これは、最近の高級車、外車に多い現象です。賢くなってるんですね。車が。
では、では、解決方法を。。。
対策1 ウィンカーがつきっぱなしになる場合、「フラッシャー」の容量不足が原因と思われます。トレーラーを牽引する事を想定していないので、必要容量以上の「フラッシャー」をつけないのがほとんど。容量の多いフラッシャーに交換、さらに車両に設置されているウィンカーフューズも+5A程大きい物に交換する方法で対処します。
※フラッシャーは「カッチッ、カッチッ」と言うリレーみたいな部品
※自己責任でお願いいたします。
対策2 トレーラー側の灯火類ワット数を下げる。21Wが装着されているなら10Wクラスへ。出来るだけ車側に負担がかからなくする事が大事です。消費電力の少ないLEDなどでも良いでしょう。
※落とし過ぎもダメです。法的に決められたワット数以下に落とさないでください。後続車両への配慮です。
※メルセデス等の純正配線ではLEDを使用しても対処できない事があります。
対策3 右側テールから(左ウィンカー以外)全ての配線を取っていませんか?ストップ、車幅灯、後退灯は左からも結線するようにしましょう。
※高級車の一部で玉切れが右/左別々に表示される車両は、玉切れしているにもかかわらず、インパネの玉切れランプは点灯しません。左右両方切れれば点灯すると思いますが。
対策4 バッ直リレー方式。1配線に付き1個リレーをかます方法があります。バッテリーから直接トレーラー灯火用の配線をリヤまでこさせて、ストップ、ウィンカーなど個々にリレーを入れていきます。
※最低でもリレー6個必要ですね。かといって、リレーの動作電流が強いとあまり意味が無い車種もあるみたいです。
対策5 最終手段、ボートプラザオリジナルブラックボックス。
対策3にて説明したリレー方式をさらに進化させた新作です。省電力動作リレー等を用いてほとんど車側灯火に影響を与えません。

なお、最近のBMWのウィンカーに対応したブラックボックスも作りました。
※パルス点灯式のウィンカー対応!

※BPテールコン、21,000円(税込)〜
※上記記述の対策による車両の改造は、「個人の責任」において行ってください。いかなる理由があろうとも上記対処法により何かしら起こった場合、「ボートプラザコーポレーション」では責任を負えません。
Q12.トレーラー灯火が点灯しない?パート2!
ココであげる灯火の不点灯に関しては、メルセデス、BMW、他ヨーロッパ車に、純正でトレーラー配線されている車両に関しての情報です。
※純正とは、メーカー(本国)で装着されてきたヨーロッパ配線ソケット車側(7ピン、13ピン)の事
しくみ 最近のヨーロッパ純正配線では、トレーラーのプラグを差し込んだ時に、「トレーラーがつながれた」と車両が認識するタイプがあります。これは、車側ソケットのブレーキ、ウィンカー等の灯火にパルスが常に流れており、「抵抗」がかかると認識するものです。トレーラーのプラグを接続することによって、トレーラーの電球が抵抗となり、車側がトレーラーが連結したと認識します。
※パルスを出している灯火は車両により異なります
テスター
で来ない
車側のソケットにテスターで1本1本あたっても、全く反応がない事があります。これまた、上記の「しくみ」とあわせて、ブレーキ、ウィンカー、車幅灯、バック等の灯火に抵抗(トレーラーの電球抵抗)がかかっていないと、車側がソケットに電流をながさない為です。
なお、車両により、判定する灯火種類が異なります。
LEDで
非点灯
トレーラーにLEDを使用したテールレンズが装着されている場合、灯火が付かない場合があります。LEDは、消費電流が少ないので、「抵抗」となり得ないからです。ある一定の抵抗がないと、車側が認識してくれません。
配線に関する
注意事項
基本的にソケットの交換(ヨーロッパ→アメリカ系ソケット)はしてはいけません。トレーラー側を車両のソケットにあったプラグに変換しましょう。7ピン配線ならまだしも、ヨーロッパ13ピン配線は、常時電源が通っており、ショートすると、、シビレます。金銭的にもシビレます。
※配線図はQ.6を参照ください。
Q13.ブレーキコントローラーとは?
トレーラーに電気ブレーキシステムが装備されている場合、けん引車側にブレーキコントローラーが必要となります。このブレーキコントローラーについて以下の表にまとめてみました。
使用目的 キャンピングトレーラー等、重量のあるトレーラーに電気的に動作するブレーキが装着されている事があります。このトレーラー側のブレーキをけん引車側でコントロールする部品です。ロングのたばこサイズ位です。
しくみ ブレーキコントローラーは、けん引車がブレーキを踏むことにより、内部の振り子が作動、減加速度を電流量に変換しトレーラー側へ電流を供給します。その電流量に応じて、トレーラー側のブレーキ強弱を指示することとなります。当然、急停止の時はMAX電流が流れます。本体には、手動でも動作可能なマニュアルレバーも付いているモデルもあります。。
取付 本体の取付は、手の届くダッシュボード、インパネ付近に取り付けます。向き、角度はマニュアルに書いてある範囲内で設置してください。必要な基本配線は、4本。
(1)ブレーキ信号(ブレーキを踏んだときに12V通電)
(2)アース
(3)バッテリーからの常時12V(30Aのヒューズもしくはサーキットブレーカー使用)
(4)トレーラー側への供給線(通常、アメリカ7ピンでは2番ピン)
なお、使用する線の太さですが、(1)1.25スケ、(2)〜(4)3〜3.5スケを使用するコントローラーがほとんどですが、実際の取説をご覧ください。
もちろん、当社にて取付OK!(工賃¥21,000〜)
調整 トレーラーを連結して調整します。メーカーにより異なりますが、基本的なものとして
(1)最大電流量調整(OUTPUT/LEVEL/HARDなどの表記)
   時速30kmで走行しマニュアルレバーを目一杯にしてみる。その時、トレー
   ラーのタイヤがロックしないように調整する。
(2)ブレーキタイミング調整(DELAY/Sensor Adjustmentなどと表記)
   ブレーキを踏んだときの感度調整。トレーラー側へ送る電流を早めるか、
   遅くするかを設定。通常はノーマル位置でよい。
(3)最小電流量調整(SOFTなど表記、この調節が無いモノが多い)
   ブレーキランプが付くすれすれのブレーキングで、ブレーキコントローラー
   が作動した時の電流量を調整する。けん引していないときと同じ停止距離で
   止まれるように調整する。
なお、高級なモノにはある程度自動で制御したり、デジタルディスプレイが付いているモノもあるらしい。



トレーラーの問答集

Q1.けん引免許って必要なの?
 トレーラーの総重量(トレーラー+積載重量)が750kg以下、さらに連結状態で12m、高さ3.8m、幅2.5m以内であれば、けん引免許は必要ありません。が、以下一覧で見てください。
追加免許一覧(第一種普通免許保持者)
トレーラー総重量 追加が必要な免許
750kg以下
(かつ連結状態で全長12m、高さ3.8m、幅2.5m以内)
※定員10名以下
追加免許は不要
750kgを超えて2000kg未満
※定員10名以下
+小型トレーラー限定けん引免許
連結した状態でヘッドとの車両総重量5000kg未満
かつトレーラーの最大総重量3000kg未満
※定員10名以下
+第一種けん引免許
連結した状態でヘッドとの車両総重量8000kg未満
かつトレーラーの最大総重量5000kg未満
※定員10名以下
+8t限定中型免許(旧普通免許枠)
+第一種けん引免許
連結した状態でヘッドとの車両総重量11000kg未満
かつトレーラーの最大総重量6500kg未満
※定員29名以下
+中型免許
+第一種けん引免許
上記を超えるもの +大型免許
+第一種普通免許

※調べた範囲内で載せましたが、なにかありましたらご指南ください。
Q2.けん引車って普通乗用車でもいいの?
 普通乗用車でもけん引できます。但し、以下の条件です。
普通乗用車でけん引の条件
けん引装置 トレーラーの総重量を超えるけん引能力のあるヒッチメンバー(けん引装置)を装着すること。
→ヒッチメンバーのけん引能力とは?
お持ちの車のヒッチメンバーを探す!
灯火類 トレーラーに合わせて、車側に灯火類の電源ソケットを装備
注:キャンピングトレーラーで走行充電システム等がある場合は別途配線が必要。
連結検討 連結状態で安全面(ブレーキ制動など)を数値で算出し、規定値に適合しなければその車はけん引車として認められません。なお、適合された車はその型式が、トレーラーの車検証に記載されます。
 購入する前に、調べる必要があり、たいていその販売店、メーカーで検討してくれます。
※もちろん、上記条件であれば、トラックでもけん引できます。さらに軽自動車でもけん引可能な車種もあります。
Q3.軽自動車でけん引したいけど。。。
 軽自動車でも、軽登録のトレーラーであればけん引できる場合があります。
 ※上記文章に誤りがあるかもしれません。普通登録トレーラーでも可能か?(2006年現在可能らしい)
全ては、前出Q2.の連結検討にかかっています。2WDの軽自動車はほぼ全滅です。4WDの軽自動車であっても、トレーラー側に制動装置(慣性ブレーキなど)が装着されていないトレーラーはほぼ無理と思って良いでしょう。
※ジムニーとかは大丈夫みたいです。
トレーラーの車両総重量x2が軽自動車の車両重量以下であれば連結検討を依頼してみる価値はあります。
ちなみに、当社UR420PNLフルトレーラーは、慣性ブレーキが装着されているため、軽トラックのスズキキャリー4WDでけん引可能(連結検討OK)ですよ!
なお、仮に2WDで牽引可能でも実際の走行安全(高速でのふらつき、制動)をふまえると、4WDでないと不安材料です。おすすめできません。
そのUR420PNLトレーラーを見る!
※当店取扱以外のトレーラーをけん引可能かどうかは判断できませんので、ご了承ください。
Q4.軽登録と小型普通登録(維持費など)について
 軽登録トレーラー/普通登録トレーラーの相違表をご覧ください。
相違表
比較データ 軽登録 小型/普通登録
車検 2年毎 初回2年以降1年毎
重量税 \8,800(2年) 〜1t \12,600(貨物2年)
〜2t \25,200(貨物2年)
以降1年毎は約半額
自動車税 \2,400(12ヶ月)
※地方により異なる
〜2t \11,500程度(12ヶ月)
※地方により異なる
自賠責保険 \5,120 \5,120
車庫証明 登録後に申請 予め取得する
※小型/普通登録に関しては、積載するもの、重量によって変わってきますので、あくまでも参考です。詳しくは最寄りの軽自動車検査協会、陸運局にお尋ねください。
Q5.予備検査渡しとは?
通常、新品で購入されるトレーラーは、予備検査渡しといった形で納車されます。これは、既に牽引車の連結検討がされており、トレーラー自体の検査を済ませている状態のことです。あとは、ナンバー取得をするだけとなります。
ナンバー取得は、軽トレーラー、小型/普通トレーラーにより、少々異なります。
予備検査後のナンバー取得
軽登録トレーラー 譲渡証、予備検査証などの書類のみでナンバー取得可能。ナンバー封印が無いためトレーラー本体の持込の必要はありません。
小型登録トレーラー
普通登録トレーラー
ナンバー封印があるためトレーラー本体の持込が必要。車庫証明を予め取得することも必要。
※車庫証明は、トレーラーの車体番号、サイズなどを販売店から教えてもらえば、予備検査取得する前(納車前)でも申請することが出来ます。その方が、効率的です。
Q6.新規ナンバー登録に関して(軽登録)
予備検査渡しの軽登録トレーラーは、以下の手順でナンバー取得し納車されます。
納車までにお客様が揃える書類 住民票1通 コピー1通
販売店から予備検査証などの書類が届いてから 送られた書類一式と住民票、三文判を持参の上お住まいの軽自動車検査協会へ出向き、ナンバー取得をする。
納車当日 取得したナンバー、車検証等の書類一式を持参の上、販売店にてナンバー取付、納車です。
※軽登録であればナンバー取得代行もおこなっております。代行費は¥20,000〜\25,000(税別、諸費用別)です。
Q7.新規ナンバー登録に関して(小型/普通登録)
予備検査渡しのトレーラーは、以下の手順でナンバー取得します。
納車までにお客様が揃える書類 印鑑登録証明書1通
車庫証明書1通(トレーラーの車体番号、サイズは販売店から入手)
販売店から予備検査証などの書類が届いてから お住まいの市(区)役所にて仮ナンバーを取得します。送られた書類一式と、免許証、三文判をご持参ください。手数料750円です。
納車当日 仮ナンバー、予備検査証等の書類一式を持参の上、販売店にて仮ナンバー取付、納車です。
登録/ナンバー封印 仮ナンバー有効期間内(最大5日間)に本登録(ナンバー封印)をします。管轄の陸運支局へは、トレーラーをけん引して行き、全ての書類をご持参ください。
※野田、大宮、春日部、足立、習志野であればナンバー取得代行もおこなっております。代行費は¥42,000〜(税込、諸費用別)です。但し、車庫証明取得代行は別費となります。
Q8.保険ってやっぱあるの?
はい。エンジンがないと言えども車両ですので自賠責保険(強制保険)は加入します。\5,210-(25ヶ月)と安いです。任意保険もありますが、通常けん引車の任意保険が適用される場合がほとんどです。(連結検討され、トレーラーの車検証に記載されている型式のみ)
※保険会社によっては適用されない場合もありますので各保険会社に問い合わせてみてください。
Q9.継続車検はどうすればいいの?
<予め揃えておく書類>
・自動車検査証
・自賠責保険(次の検査期限以上あるもの)
・納税証明書、継続検査用(既に払い込みを済ませておくこと)
・三文判
・お金(軽トレーラーで2万、普通で3万円程度、多めに)
<現地で購入できる書類>
・継続検査申請書(購入、記入し、検査料を支払う)
・自動車重量税納付書(もらえます。重量税を支払う)
・手数料納付書(もらえます)
トレーラーは、積載物があると検査できません。ジェットなどは降ろして検査しましょう。
トレーラー検査前のチェック事項
サイズ サイズが車検証の記載通りであること。特に、ボートトレーラーの場合はバンクを後ろに延ばして実際のサイズと違う場合がありますので注意が必要です。重量も同様(±10kg程度ならOKの場合あり)です。
灯火類 灯火類は全て点灯すること、割れなどがないこと(電球色が漏れなければ補修していてもOK)。チェックし忘れるのが、三角反射板です。
なお、灯火類を交換する場合は純正の物以外でも(軽トラック用を改造取付でも)ちゃんと点灯すれば問題ありません。
必要な灯火は、ブレーキ(赤色)、前部車幅灯火(白または橙)、ポジションランプ(リヤ、赤色)、右ウィンカー(橙色)、左ウィンカー(橙色)、バックライト(白色)、ナンバー灯(白色、なおポジションランプがナンバーを白色で照らす場合はいりません)
車軸/ハブ 必ず分解し、グリスアップすること。検査の為でなく、安全のためにもするようにしましょう。タイヤ圧、山もチェックしましょう。
駐車ブレーキ 空車トレーラーの駐車ブレーキをかけて、けん引したときにタイヤが動かないことが条件です。特にディスクブレーキのトレーラーは、ブレーキをかけていてもタイヤが動いてしまう場合があるので注意しましょう。チェーンをホイールにかけて駐車ブレーキとする場合は強度十分なチェーンであれば問題ありません。
当社ではもちろん、車検代行も承っております。特に整備はお任せください。手抜き整備(少しでも安くする様なこと)は一切しません。
Q10.慣性/電気ブレーキについて
慣性/電気ブレーキは、トレーラーに装備してある主ブレーキ(補助ブレーキ)のことを指します。連結減速時にけん引車が押されないようにする装置のことで、ブレーキを作動する方式によりその名称があります。
なお、駐車ブレーキ(パーキングブレーキ)とは違います
ブレーキのあれこれ
機械式慣性ブレーキ トレーラーカプラー部分が伸び縮みすることにより、ブレーキワイヤが作動、機械的にブレーキがかかる仕組み。ヨーロッパ製のトレーラーに多く、小さなトレーラーでも装備されていることが多いです。ドラム式が一般的です。
この装置が装着されているトレーラーをけん引するにあたり、けん引車側の改造は特に必要ありません。
油圧式慣性ブレーキ 機械式慣性ブレーキに似た仕組みですが、制動伝達はブレーキワイヤでなく、油圧式ホースを使用しています。最近は、ディスクタイプが多くなりました。
アメリカ製の大型トレーラーに多いです。
電気ブレーキ けん引車に設置された電気ブレーキコントローラーによって、減速時にトレーラー側へ電流を流します。トレーラーはその時の電流量によってブレーキの掛け具合を調整します。電流量は、先に出た電気ブレーキコントローラーが制御しています。
トレーラー側に別途ブレーキ用のサブバッテリが装備されている場合があります。
キャンピングトレーラーで多く使用されています。
この装置が装着されているトレーラーをけん引するにあたり、けん引車側に別途電気ブレーキコントローラーの設置が必要です。
Q11.トレーラー自作したんだけどナンバー取得できる?
・・・。難しいです。全て最初から作り上げる場合は、鋼材の強度計算から、溶接強度、ビス、ナット類の強度まで文書化して書類審査しますので、書類にして40〜100枚になります。ソコまでして書類審査が通るかどうか分かりません。
海外から個人輸入し、自動車通関証明書を取得した方が安上がりで早いです。
この自動車通関証明書とは、既に自動車として認められていると言うことですから、日本に合わせたサイズ、灯火類など装備すればナンバー取得も可能です。但し、無理なケースとして幅が2500mmを超える場合はダメです。
※当社では輸入トレーラーで、自動車通関証明書があれば、予備検査取得代行できます。自動車通関証明書がない輸入トレーラーでもご相談ください。
Q12.けん引車を買い換え!何かすることは?
 最近、ディーゼル規制などで、けん引車を乗り換えられる方が結構います。けん引車を買い換えた場合は、トレーラー側の記載事項変更が出てきます。いわゆるけん引車の追加です。連結検討書を作製し、けん引車の追加申請をしなければなりません。連結検討書とは、そのトレーラーをけん引したときに十分な制動能力があるか、馬力は十分かを数値で算出、規定値であればクリアすることとなります。
当社では、連結検討書の作成、軽トレーラーであれば全国何処でもけん引車追加代行を行っております。
※連結検討書作製のみは\8,400(税込、送料別)
※型式不明、データがない車は除く
と言うよりも買い換える前に、その車両にヒッチメンバーの設定があるか、そして、トレーラーのけん引車指定ができるか(連結検討書がクリアできるか)を調査する必要があります。
基本的に、補助ブレーキ装置(慣性ブレーキなど)のないトレーラーに関しては、以下の公式を満たしていないとけん引車追加は100%できません。

    トレーラー総重量x2 ≦ けん引車の車両重量+55kg(旧方式)

もしくは、下術のQ16、牽引する車側に記載追加って手もあります。決められた重量以内のどんなトレーラー(もちろんナンバーが付いているのが条件)も牽引できるし、こっちの方が良いかも。
Q13.軽トレーラーの名義変更
 良くある質問で最も多いのが軽トレーラーの名義変更、継続検査のお問い合せです。名義変更だけであれば書類、ナンバーを持参の上、軽自動車検査協会でできます。(トレーラーの持込は必要ありません)
必要書類
旧所有者 ・自動車検査証
・認印
・納税証明書(継続検査用)注1
・ナンバー(他県ナンバーになる時)
・自賠責保険(切れていなければ)
新所有者 ・住民票
・認印
<以下、継続検査もする場合>
・自賠責保険(\5,120、25ヶ月)
・連結検討書(けん引車が変わる場合)
軽自動車検査協会
で購入できる書類
・1号様式(自動車検査証記入申請書)
・5号様式(けん引車の追加をする場合)
<以下継続検査もする場合>
・3号様式(継続検査申請書)
・重量税納付書(\8,800を納める)
・軽自動車検査表(タダ)
・軽自動車税申告書
・軽自動車変更(転出)申告書(同県内不要)
注1:自動車税の納税はややこしくなるので必ずして下さい。滞納されていると、継続検査が受けられません。既に車検が切れており、納税もされていない旧所有者は、お住まいの市役所で納税(滞納分も含む)をし、継続検査用の納税証明書を取得し、新所有者に渡すことが義務です。

ええい、めんどくさい!と言う方はお得な<BPCパック>がお奨めです。
BPC軽トレーラー名義変更・継続車検パック
BPC名義変更パック
(名義変更のみ)
代行料:\31,500(税込、諸費用込、送料別)
旧所有者の必要書類と新所有者の必要書類を揃え、追加けん引される車の車検証を送ってください。名義変更とけん引車追加(1台分)を致します。
※車検有効期間中の料金です。
※自賠責保険の名義変更は除きます。
※型式不明車はけん引車追加できません。
※自動車税の月割り払いに関しては旧、新所有者間で調整するようお願い致します。基本的には、譲渡年月日前が旧所有者負担、譲渡後が新所有者負担となります。
BPC名変継続パック
(名義変更と継続検査)
代行料:\65,000〜(税込、検査代、諸費用、自賠責込)
当社へトレーラーを持込可能な方のみです。旧所有者の必要書類と新所有者の必要書類(自賠責保険を除く)を揃えて送ってください。名義変更とけん引車追加(1台分)、継続検査(トレーラー整備込)を致します。
※積載物がある場合は、別途上下架料がかかります。
※自賠責保険は当店にて新規加入します。
※型式不明車はけん引車追加できません。
※整備には交換部品など含まれません。
納税証明書(支払い済み)が必要です。
※軽自動車登録トレーラーの取扱となります。


Q14.小型/普通トレーラーの名義変更
 自動車と同じ方法ですが、新所有者のけん引車追加などがあります。
新所有者が名義変更するときの必要書類
旧所有者 ・自動車検査証
・譲渡証明書(実印押下)
・印鑑証明1通(3ヶ月以内)
・委任状(実印押下)
・納税証明書(継続検査用)注1
・自賠責保険(切れていなければ)
なお、印鑑証明書と車検証の住所が異なる場合は、住民票、戸籍謄本などの前住所が追える書類が必要になります。
新所有者 ・車庫証明(予め警察に届けて取得)
・印鑑証明1通(3ヶ月以内)
・委任状(本人の場合不要。実印押下)
・連結検討書(けん引車が変わる場合)注2
・けん引車の車検証写(けん引車が変わる場合)
・免許証(本人確認で必要)
・実印(記入ミスなどあるかもしれないので)
軽自動車検査協会
で購入できる書類
・1号様式(自動車検査証記入申請書)
・8号様式(けん引車の追加をする場合)
・手数料納付書(タダ)
・自動車税申告書(タダ)
・軽自動車変更(転出)申告書(同県内不要)
注1:自動車税の納税はややこしくなるので必ずして下さい。滞納されていると、継続検査が受けられません。既に車検が切れており、納税もされていない旧所有者は、お住まいの市役所で納税(滞納分も含む)をし、継続検査用の納税証明書を取得し、新所有者に渡すことが義務です。
注2:けん引車を追加登録する場合は、予め管轄の陸運局へお問い合せください。時間が相当かかるか、その場で処理できない場合(2度出向くケース)もあります。トレーラーの車検証(譲渡前でも可)、けん引車の車検証、連結検討書の写しを予め陸運局へFAXし、審査を受けておけば現地でスムーズに処理されます。
※新所有者と新使用者が異なる場合は、新使用者の印鑑証明または住民票、委任状が必要となります。

Q15.けん引車追加って何台までいける?
 調べてませんが、何台でも登録できるはずです。備考欄に記載できなければ、車検証の用紙が増えますので。ちなみに当店では15台のけん引車を設定してあるトレーラーがあります。
 なお、記載事項変更となるので、けん引車の追加はその管轄の陸運局、軽自動車検査協会でのみ取り扱われます。他の管轄は取り扱ってくれません。
 けん引車追加の際ですが、前に記載されていたけん引車を削除することも残す事もできます。

Q16.トレーラー牽引法改正!何でもけん引できる新法律!?
 平成16年7月1日より、キャンピングトレーラー等の牽引に関する法律が改正されました。
<けん引車側の車検証に牽引可能なs数を表示>
することにより、その重量範囲内のトレーラーであれば何でも牽引できると言うものです。けん引車側の車検証備考欄に以下のように記載追加されます。
「[その他検査事項](950)けん引可能なキャンピングトレーラー等の車両総重量は、主ブレーキありの場合及び主ブレーキ無しの場合、それぞれ○○○○KG及び○○○KGとする。」
文章中の主ブレーキ有り/無しとは、トレーラーに慣性ブレーキ、電気ブレーキなどの制動装置が装着されているか、されていないかの事です。それぞれのけん引可能なKG数は、けん引車側の所元に基づきます。なお、所元より計算すると大きな数値が出る場合がありますが、記載される数値には限度があります。主ブレーキ有りの最大表示数値は1990KGまで、そして、主ブレーキ無しの場合の最大表示数値は750KGまでとなります。
注:ヒッチメンバーのけん引能力kgとは別です。あくまでも車所元の計算で求めます!
なお、従来通りトレーラー側のけん引車追加の法律も残ります。これは、新法律での計算でけん引可能な数値が出ない場合がアルからです。たとえば、車両総重量2500KGのトレーラーをけん引したい場合です。この場合は、トレーラー側の車検証にけん引車の型式登録が必要です。
<BPCの書類作成代行>
けん引車側記載変更代行
費用 書類作成のみ:\8,400-(お客様が書類を持って陸運局へ)
記載追加までフルコース:\21,000-
必要書類 書類作成のみは、
・車検証の写し
記載追加までフルコースは、
・車検証(原本)
・三文判
です。なお、納期は関東圏で1週間程度です。
注:型式不明車、その他けん引車の所元が陸運局側にない車の場合は、書類での代行できません。管轄の陸運支局に現車持ち込み測定と計算が必要になります。
注2:所元表の数値によりけん引可能なトレーラー重量を換算しますが、ご期待の数値にならない場合があります。数値を上げるために陸運支局に現車持ち込み測定をしても無理な場合もございます。




けん引時の問答集

Q1.内輪差について
 内輪差に関しては、たいしたことはお教えできません。連結部分から、車軸までの距離が長いほど内輪差が大きいとしかいえません。
バック走行では、連結部分から、車軸までの距離が短いほどクネクネ曲がってしまいます。大型トレーラーは、バックの車庫入れは楽で、小さいジェットトレーラーは難しいです。
Q2.道路走行(高速道路)について
 一般道では法定速度60km/h(制限されている場合はその速度)以下で走行します。ガタガタ道、段差がある場合は細心の注意を払い、飛び跳ねることの無い速度で進入します。基本的にオフロード走行は禁止、やむを得ずの場合は5km/h以下で走行しましょう。
 高速道路走行では、80km/h(制限されている場合はその速度)以下で走行します。高速料金は、1軸トレーラーの場合ワンランク上の料金となります(けん引車が普通車で、連結した場合中型料金)。2軸では2軸の距離が1m未満であればワンランク上の料金ですが、1mを超える場合は2ランク上となります(けん引車が普通車であれば大型料金)。
 首都高速の場合は、そもそも中型料金の設定が無いため、1軸のトレーラーであっても普通料金で走行できます。

いずれにせよ、トレーラーメーカーでの注意事項、法令は守るべし。
Q3.仮ナンバーでの走行
 仮ナンバーの規定では、車検、回送などで使用する場合に限っています。従って、ジェット、ボートなどをの積載物を積載しての走行は、してはならない事になっています。捕まると罰せられます。さらに、走行予定の場所(区、市など)以外での走行もダメです。
 なお、仮ナンバーは、市(区)役所に出向き、トレーラーの車検証(もしくは自動車通関証明書)、自賠責保険(有効期限内)、運転する人の免許証、三文判が必要です。申請書類はその場でもらえますので、記入して提出して下さい。手数料は、750円(地方により異なる)です。最大5日間かりられます。
Q4.走行中の注意って?
 音には敏感に反応しましょう!窓を少し開け、バックミラーをチェックするよう心がけ、少しでも異音がしたら安全な場所に停止させ、連結部分や、ホイール、積載物のガタ、ゆるみをチェックしましょう。長距離の場合は特に休憩毎にチェックし、トレーラーを整備できるような工具類、パンク修理剤、スペアタイヤなどは持つようにしましょう。
また、毎日牽引するわけではないケースが多いので、走行前の空気圧チェックは必ず実施してください!
Q5.トレーラー牽引でのETC設定は?
最近非常に質問が多い、トレーラー牽引時のETCの件。私が独自に調査した結果をお教え致しましょう。
<新規にETC加入>
 ETCセットアップ時に必ず「牽引装置有り」で登録してもらうようにします。通常、ETC取付店では乗用車が牽引するなど考えていませんから、注意が必要です。
<既にETC加入>
 「牽引装置有り」といった条件を付けてETCカードの更新をしてください。

 更新後は、トレーラー牽引時はけん引車+トレーラーの料金、もちろん、牽引していないときは、けん引車のみの料金として認識します。
<注意点>
トレーラー軸数によるETCカードの抜き差し
1軸トレーラー どんなときでも高速道路入口〜出口までETCカードは抜かないこと。走行時でもETCカードチェックポイントがあるらしく、抜いてしまって通過すると出口のETCレーンで係員を呼ぶことになります。
※パーキングエリア等での休憩時はカードを抜いてもかまいません。
軸間が1m以上
2軸トレーラーと
3軸以上のトレーラー
軸間が1m未満の
2軸トレーラー
(12mを越えない)
高速道路入口〜走行時はETCカードは抜かないこと。しかし、高速道路出口直前でカードを抜き、有人のゲートにいきましょう。出口をETCレーンを通過してしまうと、2ランク上の料金区分で精算されてしまいます。(普通車でけん引であれば大型車扱い)
 入口のセンサーは、トレーラーの軸間距離を見ていません。よって、入口ETC通過時にトレーラーが2軸の時点でけん引車両(ヘッド)が普通車であると区分は大型車扱いとなってしまいます。法律上では、軸間が1m未満のトレーラーをけん引の場合、1軸のトレーラーと同じ扱い、つまり、けん引車両(ヘッド)が普通車であると区分は中型車扱いとなります。
 よって、出口直前でカードを抜き、有人のゲートで「2軸だけど軸の距離が1m未満であり、ワンランク上になるはずだ」と告げ精算してもらいましょう。
ガレージMARさん、情報Thanx!!


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